今回は大物の一角、クランクです。
まずは購入したブツを。
最初はクランク。
シマノのFC-5700の歯数52/39T、クランク長170mmのブラック、グレードでいうと105です。お値段は13,330円也。
グレードは無印からDura-Aceまでピンキリですが、上位グレードと互換性が高い105を選びました。
あと、例によって千円亭主の可処分所得で手に入る価格なのも重要ポイントですw
FC-5700はショボ太に付けたFC-M590(Deore)と同様、軸と右クランクが一体化された2ピース構造のクランクです。
FC-M590はホローテックIIじゃありませんでしたが、FC-5700は正真正銘のホローテックIIだそうです。
105のクランクには歯数構成が53/39T(FC-5700)、52/39T(FC-5700)、50/34T(FC-5750)、50/39/30T(FC-5703)の4種類があります。
今回は52/39Tを選びました。よく分からなかったら真ん中を選べという爺ちゃんの遺言(ウソ)を元に。
お次はBB。
シマノのSM-BB7900、JISシェル幅(68mm)用です。グレードで言うとDura-Aceです。おねだんは2,331円
元々、Deoreと同じくBBはクランクに付属しているものと思っていたのですが、箱開けてびっくり付属しておらず、別途購入しました。
こちらを見ると、FC-5700とSM-BB7900は組み合わせて使用可能で、値段自体も105のSM-BB5700と1,000円程度しか違わないため
「どうせならグリス以外もヅラにしようぜ」ってことでチョイスしました。
見た目はDeore付属のに比べるとちょっと金属感が強く、高級感を醸し出してます。付けちゃうとほとんど見えませんけどもw
さて、取り付けです。
手順自体はショボ太にFC-M590付けた時とほとんど変わりません。取り外す物がない分簡単です。
まずはBBの取り付け。左右どっちが先でもいいみたいですが、今回は左から。
なお、BBは左右逆に付けても取り付けれちゃいますが、左右逆に取り付けると、走っていくうちに緩んでしまうので非常に危険です。左右が正しいか神経質なほど確認したほうが良いです。
シェル/BB双方のネジ山にグリスを塗ったら、手で締められるところまで締め込みます。左側は正ネジ(時計回りで締める)です。BBに締める方向の矢印が刻印されてます。
締めれるまで締めたら専用工具TL-FC32で締めます。
適正締め付けトルクは35~50Nm(350~500kgf・cm)です。TL-FC36の柄が20cmぐらいなので18~25kgぐらいの力で締めます。
全体重をかけたりするとオーバートルクとなります。
あと、このTL-FC32という工具、非常にBBに傷がつきやすいです。気になる方はTL-FC36という改良版工具をご使用ください。ただし値段は3倍です。
次は右。
左とほぼ同じですが、1点、ネジが逆ネジ(反時計回りで締める)です。
同じく専用工具で締めます。
BBの取り付けが終わったら、クランクの取り付けです。
まずは右クランクをBBに差し込みます。
手で奥まで差し込めないので、おもむろにプラハンでドつきました。
奥まで差し込んだら、左クランクを取り付けます。
下の棒が左クランク、左上のパーツが締め付け用のキャップ、右上が締め付け用のキャップを締め付けるための専用工具TL-FC16です。
取り付けは、クランク軸に切ってある溝のうち、幅の広いところがありますので左クランクに切ってある溝と嵌合するようにはめ込みます。
クランクをはめ込んだら、締め付け用のキャップを軽くネジ込みます。ネジは正ネジです。
ねじ込んだキャップはTL-FC16でさらに締めます。
適正締め付けトルクは0.7~1.5Nm(7~15kgf・cm)ですので、手で掴んで締めれる程度で良いかと思います。逆にプライヤーで掴んで回したりするとオーバートルクとなります。
最後は、脱落防止用のピンを押し下げ、サイドのボルトをアーレンキーで締めて終わりです。
ボルトは2つありますが、片方を締めきってからもう片方を締めるのでなく、交互に少しずつ締めていきます。
ボルトの適正締め付けトルクは12~14Nm(120~140kgf・cm)です。20cmぐらいの長さのアーレンキーなら6~7kgぐらいの力ということになります。
「トルクレンチを使ってね」って書いてありましたが、例によって持ってませんので目分量でいい具合に締めときました。オススメはしませんw
最終的にこんな感じになりました。
真っ黒だな~w 差し色が欲しいところです。