今回は最大の難関、STIレバーの取り付けとワイヤリングです。
(こちら、ちょっとコンポーネントが古いです。別の自転車ですが6800シリーズのSTIレバー交換を行いました。ご参考まで。)
まずはメインのSTIレバー。
シマノの105のフロントダブル用のSTIレバーです。品番はST-5700です。
通常左右セットで売ってるのでそれを買うことが多いみたいですが、故あって左右別々に購入しました。
経緯はこちらを。
付属品は、インナーケーブルと引き代調整用のシムのみです。左右セットには加えてアウターケーブルが付属するそうです。
早速ハンドルに取り付けます。
ブラケットカバーをはぐるとこの辺にボルトがありますので5mmのアーレンキーでゆるめます。ブラケットカバーはかなり硬かったです。「大丈夫か?」と思うぐらい思い切り良くはぐる必要がありました。
んでもって、位置を決めて固定します。
ハンドル上部の平たいところとブラケットが水平になるようにするのが基本だそうです。
一度アーレンキーが外れちゃうとボルトの場所を見失いすごく締めにくいですw
四苦八苦しながら左右高さを揃えて完了。

お次はブレーキケーブル。
ケーブルは純正品を用意しました。
インナーケーブル2本とアウターケーブル1本、アウターキャップが2つ、インナーワイヤキャップが2つのセットです。
ちなみに、シマノのインナーケーブルはロード用とMTB用で形状が異なります。左がMTB用、右がロード用です。別物ですね。
アウターを適当な長さに切断します。
一般的に右レバーがフロント、左レバーがリアみたいです。
レバーのブラケットカバーの根本をはぐるとブレーキアウターを差し込む箇所があります。
そこからブレーキのアウター受けまでの長さでアウターケーブルを切断します。
MTBと違って、ケーブルはハンドルにバーテープで固定されますので、ハンドルに這わせた状態での長さに調整します。
お次はインナーケーブルを通します。
レバーを握るとインナーのタイコ受けがありますので前から先ほどのアウターを差し込んだ穴に通します。
んでもって、アウターケーブルにインナーケーブルを通し、アウター受けにアウターケーブルを差し込み、適当な遊びがある状態でインナーケーブルをブレーキに固定します。
最後に、レバーを2,3回強く握って初期伸びを取って再度固定で出来上がり。
リアも基本的に同じですが、右にハンドルを切った時に突っ張らないような長さにする必要があるそうです。
また、アウターケーブルのフレームのアウター受けに接する方の端にはアウターキャップをハメます。
リアブレーキと接する後ろの方は絶妙な長さにする必要があるそうで、センスが問われるそうですが、どんな感じですかね?
お次はシフトケーブル。
こちらも純正品を用意しました。
インナーケーブル2本、アウターケーブル1本、アウターキャップが3種類計6つ、インナーワイヤキャップ2個です。
シフトアウターは
- レバー→フレームのFD用のアウター受け
- レバー→フレームのRD用のアウター受け(前)
- フレームのRD用のアウター受け(後)→RDのアウター受け
の都合3本に切り分けます。
ブレーキケーブルと異なり、アウターキャップはすべての末端に取り付けます。金属製のものはRDのアウター受けにハマる箇所に取り付けるそうです。
なお、105のレバーのシフトアウター受けはレバーの根本に2つあります。
ケーブルをハンドルの内側に沿わせたい場合は赤、外側に沿わせたい場合は青に差し込むそうです。
今回はハンドルの内側にケーブルを這わせるための溝がありましたので内側に沿わせてみました。
アウターが終わったら、インナー。
インナーケーブルの取り付け、マニュアル見ても死ぬほど分かりづらかったです。
小一時間悩んだ結果がこちら。まずはフロント(左レバー)。
まずは小窓を外します。外さなくてもできそうですが外したほうが作業がしやすかったです。
んでもって、レバーの下側にこんな穴がありますので、下からインナーケーブルをズバッと差し込み、アウター受けの穴まで貫通させます。
次、リア(右レバー)。同じくレバーの下に穴があるので下からインナーケーブルを差し込み貫通させます。
ちなみに、途中の隙間にインナーケーブルが引っかかってひとしきりイライラします。
インナーケーブルをレバーに通したら、インナーをアウターに通してインナーをディレーラに固定します。ショボ太の時と一緒なので写真は割愛。ていうか、撮り忘れてましたw
お次はチェーン。
チェーンはCN-5701、105グレードの10s用チェーンです。ロード用の10sチェーンは9s用やMTB用の10sチェーンとは互換性がないみたいです。
あと、今回はチェーンの連結にミッシングリンクを使ってみました。
チェーンは、アウタートップにかけた時にホイールの軸とRDのガイドプーリーとテンションプーリが一直線に並ぶような長さにするようにとのことでした。
あと、このチェーン、裏表があります。
こんな感じになるように(外側から見た時「Outer side」のように見えるように)架けます。
で、最後にミッシングリンクでつなぎますが、そのためにチェーンの両側がインナーリンクになるように切ります。
こんな感じ。
で、ミッシングリンクで接続。
こんな感じで。かなり硬かったです。
チェーン張ったらディレーラの調整。
写真は割愛。というか、例によってそれどころではありませんでしたw
MTBコンポに比べてかなりシビア(特にフロント)でした。なんとか変速できるとこまで調整しました。
しかし、フロントってこんなに重いの?ってぐらい重いですがこんなもんなんでしょうか?インナーに落とすときも「ドガチャン!」って派手な音がするんだけども。。。
お次、いよいよ最後となりました。バーテープ。
バーテープは、ド定番のフィジーク、色は赤を選びました。他が真っ黒なので差し色が欲しくて。。。
バーテープって左右分入ってるんですよね。危うくもう一組買うところでしたw
バーテープ巻く前にケーブルをハンドルに固定します。
固定には3Mのプラスチックテープを使うと伸びたり夏場に糊が湧いたりしなくてよいそうですが、かなりお高いそうです。
今回は、有名ブログで紹介されてたこちらを使ってみます。
エーモンの結束テープです。本来、自動車の電装品のケーブル類を結束するためのテープだそうです。近所のオートバックスで400円弱だったと思います。
で、ケーブルをハンドルに沿わせ、このテープで固定しました。
んでもって、バーテープを巻き巻きっと。
いろんなサイトを参考に巻いてみましたが、いまいちですね。。。自己評価30点ぐらいですw もうちょっと練習が必要です。
こんなかんじになりました。
あとはペダルとサドルをショボ太から移植してポジション出して終わりです。長かった~w
2013/01/26 サドル&ペダル移植
サドルとペダルをショボ太から移植しました。こんな感じ。
一気に使用感満載ですねw