財政難によりショボ太いじりのネタが早くもなくなってしまいました。
仕方ないのでうちのもう1台の嫁用チャリ「チビ子」改め「サビ子」のメンテをしてみたいと思います。
まずはその雄姿から。

- メーカー等出自詳細不明。made in chinaのシールあり
- 錆びてるので多分鉄製フレーム。至る所に意味不明な穴があけてあり、水が入り放題。
- 16インチホイール(タイヤは16x1.75)。スポークがヤバげに錆びてるんですが、交換しようにも売ってないです。
- 外装6段変速機能つき(スプロケット・ディレーラはシマノのTOURNEY、シフターはスラム製)
- チェーンホイールは大きめ(歯数未測定)。ママチャリ部品流用のものが多い中、唯一の長所。
- BBは古典的なカップアンドコーン。見たらBBのシェルの底に穴があけてあり、そこから水が入って錆びてないか心配です。
もともと、自分の弟が昔自転車屋をしてまして、その店で親が買ったものだったんですが、全く乗らないということで譲り受けてきたものです。
5年ぐらいほったらかしにしてて、ここ最近は嫁が通勤に使い始め、その重症ぶりが露見してます。
症状として、
- ホイールの回転が渋い
- 変速できない(シフターが回らない)
- ハンドルが重い
- 錆びてる
などかなり末期な印象を醸し出してます。
一度、ハンドルが曲がらなくなったことがあり、その際にヘッドのグリスアップをしたことがあるのですが、今回はとりあえず、ハブのグリスアップと、シフターの交換をしてみたいと思います。
まずはハブのグリスアップをしようとホイールを外し、軸を手で回してみると、「ゴリゴリ」どころではなく「ギリギリ」って感じで、手で回すのにも力が要るって感じです。
バラしてみたら、あら大変。グリスが全く残ってませんでした(笑)。そりゃ重いわ。

幸い、内部のサビや変形は見られませんでしたので、洗浄してそのままグリスアップ。今度はちゃんとしたグリスで。ちょっともったいないですが。
これでとりあえず、ハブは復活。
次は、シフターの交換です。
もともとサビ子は外装6段変速が付いているのですが、現状トップの1段しか使えません。というのも、回るはずのグリップ式のシフターが回らないのです。
どうも、シフトケーブルのインナーがアウターの内部で錆びているらしく、引っかかってディレーラを引っ張れない状態になってるみたいです。
で、グッデイにシマノの6s用REVOSHIFT(SL-RS31-6R)が1,000円で売ってたので買ってきました。

ちょっと高いですが、通販で送料考えるとそんなもんかなと。
買ってきたREVOSHIFTなんですが、インナーケーブルが装着済みの状態で、アウターケーブルが付いてない状態です。
とりあえず、現状のアウターが使えるかなと思い、シフターとシフトケーブルを取り外してインナーを抜いてみてびっくり。
インナーが真っ黒に炭化したように朽ち果ててました(笑)。想像以上。そりゃ回るもんも回らんわ。

こんな状態で使うのもためらわれるんですが、念のため使えそうか調べてみると、朽ち落ちた錆がアウター内部に詰まっているのか、アウター自体が腐ってるのか、新しいインナーが通らず使えそうにありません。
とりあえず、アウターかシフトケーブルのセットを買ってくる必要があります。ワイヤカッターもないので調達しないといけないです。
夕方になり追加資材も必要になったのでこの日はひとまず終了。
シフトケーブルを外してるのでシングルスピード車状態ですが、錆びたシフトケーブルがディレーラを中途半端に引いてたのがなくなったためか、かえって調子がよいです(笑)
2日目。
さて、先日の続きです。
この前、シフトケーブルを外した際、ラジオペンチについてるニッパーでインナーの先を切ろうとしたんですが、まったく切れず、最後はペンチでねじ切りという有様でした。
インナーでアレなら多分アウターは歯が立たないだろうということで買ってきました。

シマノのケーブルカッターみたいな自転車専用品がいいのかもしれないですが、異常に高いので近所の巨大ホームセンターハンズマンで汎用品を購入。
あとはアウター。近所のSPORTS DEPOで。

取り付け自体はこのへんを参考にやったらわりと簡単にできました。
調整もほとんど不要で何年かぶりにディレーラが復活。さすが腐っても(てか錆びても)日本製。
で、ディレーラは復活したんですが、どーもハンドルの回りが渋いので、見てみたら、こんな有様。

リテーナーが錆びて腐り落ちてました。
どうしようもないので、用を成してないリテーナーを外しグリスを盛りまくってベアリング置いて元に戻して応急措置。
ヘッドパーツの交換か、リテーナー外した分のベアリングを補充してやらんといかんです。
何だかんだで完成です。
