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フロントディレイラ交換

さて、改造を繰り返してきたショボ太ですが、さすがにネタが残り少なくなって参りました。
残るは、

  • クランク交換
  • 9s化
  • フォーク交換

ってとこで、これ以上はフレーム交換ぐらいしか残ってません。
9s化はデフォルトシェボーでは無理なのでとりあえず後回し、フォークやフレーム交換はさすがにシェボーとは言えなくなるだろうってので保留。
というわけで、リクエストのありました最後の大物、BB&クランク交換をしてみようかと思ってるのですが、こちとらしがない千円亭主的な立場ですので予算枠に限りがあります。
ちょっとしょっぱいですが、どの道クランク交換と同時に交換する羽目になるFDの交換を前哨戦としてやってみたいと思います。
(なお、一般的にフロント側の変速性能はチェーンホイールによるところが大きいらしく、FDの交換だけでは性能改善はあまり見込めないらしいです)

まずはいつも通り、デフォルトパーツの紹介から。

FD-TY22-GS

シェボーデフォルトのFDは、シマノのFD-TY22-GSです。ご覧のとおりの安物感あふれるブツでございます。
しかし、汚れ腐ってますね。チェーンに至っては汚れ腐った上に錆腐ってますね。これは雨降った後に手入れをサボっているためで、決してFD-TY22のせいではありません。

FDの交換ですが、いままでよりはちょっと部品の選定が面倒です。
たとえば、同じDeoreLXのFDには少なくとも

  • FD-T660-6(66-69°) トップスイング
  • FD-T660A-3(63-66°) トップスイング
  • FD-T661-6(66-69°) ダウンスイング
  • FD-T661-3(63-66°) ダウンスイング

の4種類があります。(高いグレードになるとさらにもう1種類増えます。)
これは、

  • 「トップスイング」か「ダウンスイング」か
  • チェーンステーアングルが「66-69°」か「63-66°」か

の組み合わせで4種類となってます。
FDをフレームに固定するバンド(クランプ)の位置より、FDの可動部が上に位置しているものをトップスイング、下に位置しているものをダウンスイングと呼びます。ダウンスイングは、ハイクランプとも言うみたいです。ロードではダウンスイングが多いみたいです。
通常、今ついてるのと同じタイプを選べば問題ないようですが、どっちを選んでもそれほど問題にはならないらしいです。
チェーンステーアングルは、シートチューブとチェーンステーがなす角度(こちらの角度(B))のことです。通常、リアサスのあるMTBが63-66を使うらしく、シェボーのような通常のリジットフレームには66-69を使うそうです。
あとは、ケーブルが上引き(トップチューブ側からシフトケーブルを回す)か、下引き(ダウンチューブ側からシフトケーブルを回す)かで種類が分かれる場合もあります。シマノのMTBのFDはデュアルプル(上下どっちでも可)なので問題にならないです。ちなみにシェボーは下引きです。
また、RDと違って、MTBのシフタでロードのFDはまともに引けないらしいです。
というわけで、今回は、

  • トップスイング の
  • チェーンステーアングルが66-69°

なMTB用FDを選んでみることにします。

で、選んだのがこちら。

FD-T660-6

FD-T660-6、DeoreLXグレードのFDです。
最初はDeoreあたりを見てましたが、200円しか違わないのでLXに。こちらで2,456円でした。

さて、取り付けですが、最初から言いますとかなりダメダメでした。
どうも、デフォルトクランクと相性が悪い以前に互換性がなさげです。
とりあえず、「ダメでした」までの過程を参考までにまとめておきます。
最初にチェーンを取り外します。RDのようにFDのどこかを外してチェーンを通すということができそうにありませんので、チェーンを切るしかないです。
次に、クランプにスペーサーを貼り付けます。


フレームによっては不要だと思います。ショボ太の場合は若干フレームが細かったので、薄いほうのスペーサーを使いました。

次に位置あわせです。


写真ではわかりにくいですが、チェーンホイールの歯の絵がかかれた赤いシールがFDのアームに張ってあります。
トップのチェーンホイールの歯に、赤いシールに書かれた葉の絵が重なるように高さを調整するとよいとマニュアルには書かれていました。
あとは、チェーンホイールとアームが平行になるようにすれば位置合わせは終わりです。
終わったら、写真の紫色のストッパーを外しときます。そのままにして使うと多分壊れます。

お次はケーブル接続。


ここはFD-TY22と全く違っていて、ダウンチューブから引かれたシフトケーブルを、写真で言うと中央から下にガイドに沿って引っ張ってきて、最後にボルトで固定です。
ケーブルは現状のものを流用しました。次回クランク交換時に一緒に交換する予定です。
で、最後にチェーンを通して取り付け自体は完了です。

で、ここまで来ると後は調整だけなんですが、ほぼダメでした。
というのも、デフォルトのチェーンホイールの位置が内側過ぎるみたいで、シフタを1sに入れてもインナーまで落ちないし、3sに入れるとチェーンガードより外に出てしまうような有様です。
こんな感じです。

シフタはインナー(1s)、ケーブル無接続でも同じ

シフタはセンター(2s)

FDがちょうど1s分外側って感じです。もしかするとダウンスイングのものなら行けたのかもしれないですが、後の祭りです。
どうも、調整ってレベルじゃなさそうな上に、今巷を賑わす熱中症になりそうだったんで断念。
戻すのも大変なんで、1sでセンター、2sでアウターに入るよう無理やり調整してやり過ごすことにしました。
ま、こんなのは慣れっこです。

こんなになりました。


写真の適当さに疲れがにじみ出てます。
まともに使えない状態なんで、感想等はクランクの交換後にでも。。。

クランクを交換しましたのでやっと真価が発揮できるようになりました(笑)
思った以上に快適にシフトしてくれます。リアの無理矢理運用よりよほどシフトフィールは良く(笑)、スパンスパン切り替わり気持ちが良いです。
願わくば、アウターに合わせた際、もう0.5mmほど外になってもらえると言うことないんですが。自分の技術不足です。

  • 教訓:
    • FDはクランクとセットでした。
  • 交換パーツ:
    • シマノ FD-T660-6 (2,456円)
  • 費用:0.09シェボー(2,456円)
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