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ヘッド分解清掃

前回でクランク交換が終わり、取り替えられそうなところは大体交換が終わってしまいました。
俺はこれから何をしていけばいいんだという虚脱感にさいなまれつつあります。
そんな定年後のお父さん的なノリを払拭すべく、今回は一回も触っていないヘッドの分解と清掃&グリスアップをしてみます。

うちのショボ太は初代シェボーです。2代目のフロントサス版シェボーはアヘッドですが、初代シェボーのヘッドはノーマルヘッドです。
ノーマルヘッドを分解するには、まずステムを抜く必要があります。
ノーマルステムを抜くには、ステム上部のボルトをアーレンキーで緩めます。

あちこちが錆びてる。。。

ただ、このボルトはいくら緩めてもステムは外れません。逆に緩めすぎると中の部品が外れて面倒な事になります。
ある程度緩めたら、フォークを足で固定し、ハンドルを左右にグイグイと回すとスポンと抜けます。
ケーブル類が短く、抜けないようなら、シフタ類をハンドルから外しておくとよいです。

抜くとこんな感じです。

ステムはアルミって聞いてたけど。。

結構錆びてますね。
ちなみに、初代シェボーのフォークはアルミではないみたいです。錆びてるので。
また、鉄は鉄でも多分クロモリではなくママチャリと同じハイテン鋼だと思います。しなやかさがないので(笑)

コラム内径は約22mmでした。ていうか、計らなくてもロックナットにΦ22.2mm(7/8インチ)って書いてあります。

多分7/8インチ

さて、ここからが本番、ヘッドの分解です。
まずは、ロックナット(上の写真だと一番上のグレーのリングがはまっているナット)をモンキーレンチではずします。
ナットのサイズは32mmでした。大き目のモンキーが必要です。

ロックナットを外すと、ワッシャ、上玉押しが外せます。上玉押しはモンキーで回さないと外せないかもです。
上玉押しを外すとベアリングが姿を現します。

コラムも錆びてます

3年放ってたので真っ黒です。
コラム外径は約25mm(多分1インチ)でした。

1インチ

実は、今回、このコラム外径のサイズを測りたいがために分解してみたようなものなので、清掃・グリスアップはおまけみたいなものです。
なので、後は消化試合です。
フォークを抜いて、ベアリングを外し、パーツクリーナーで洗浄後、グリスアップして再組み付けでこんな感じです。


最後に外した上玉押し、ワッシャ、ロックナットを順に組み付けて完了です。
ただし、玉押しは玉当たりの調整が必要です。馬鹿力で締めるとハンドルが回らなくなります。逆に緩過ぎるとガタついて危険です。
この辺はホイールのハブの玉当たり調整と同じです。(が、そこまでシビアではありません。)
また、最後は上玉押しとロックナットをしっかりと締め合わせます。
締め合わせには本来ヘッドスパナという薄いスパナを上玉押しに当てつつ、ロックナットをモンキーで締めるのですが、ヘッドスパナを持ってないので、歯の薄いプライヤーで代用しました。お勧めはしません。

さて、コラム外径は1インチでした。で、調べてみると、コラム径1インチのフォーク(というか、問題はそれを受けるヘッドパーツ)にはJISとITA(イタリアン)の2種類あって、微妙にサイズが異なります(わずか0.6mm差)。
今回の分解だけだとどっちかわかりません。ていうか、玉押し外すまでわかりません。
フォーク換えるときに問題になりそうだな。。。。

  • 教訓:フォーク換えたい病が。。。。
  • 使用工具類:
    • モンキーレンチ
    • プライヤー(ヘッドスパナの代用)
    • グリス
  • 費用:0シェボー(0円)