最近は新しい自転車の組み立てばかりやってましたが、毎日のようにショボ太には乗ってるわけで当然経年劣化が発生します。
で、ある日チェーンにオイルを差してると気づきました。
こいつ、歯折れてね?
最近フロントをアウター、リアを真ん中当たりに架けると、勝手にチェーンがセンターに落ちてたんでなんでだろと思ってたんですが、 まさか歯が折れてるとは思いませんでした(笑)
だましだまし走れはしますが、フロントアウターで使えるギヤが極端に少なくとっても疲れます。
また、放っとくと芋づる式にいろんなところが悪くなりそうなので交換します。
で、取り寄せたのがこちら。
補修部品の品番はY-1LD98130でした。
シマノの製品はネジ1本に至るまで補修部品が準備されていますのでこんな時は助かります。とは言っても本体の半分近い値段ってのは若干納得いかんところですが(笑)
まずは取り外しです。
取り外し・取り付けには専用工具が必要でした。
ペグスパナという500円ほどの工具です。ハブ軸などの補修部品のようなパッケージで届きました。
アウターリングは一見アーレンキだけで外せそうに見えるのですが、ちょっとやってみたところボルトと裏側のナットが共回りして外せませんでした。
この裏側のナットに掘ってある溝に噛まして共回りを防ぐのがこの工具です。
こんな感じで裏側のナットに噛まして固定しつつ、表側のボルトをアーレンキで外します。ネジは正ネジです。
と、簡単に書いてますが、ナットとインナーギヤの隙間が狭く、ペグスパナを噛ませるのに非常に苦労しました。
あと、軍手をしたほうがいいです。急に力が抜けギヤ板の歯に手が当たったりすると流血騒ぎになります。
また、外す前にアウターリングとセンターリングの位置関係を覚えといたほうが良いです。
チェーンリングにこんな感じの刻印がありますので、クランクとの位置関係をメモしとくと後々まよわなくてよいです。
取り外したのがこちら。
新しいものと比べてみます。
いろんなところがすり減ってますね。
センターリングとアウターリングは共締めしてあり、アウターリングを外すとセンターリングも外れますので、ついでにセンターも外して綺麗にしました。
インナーはほとんど使ってないので新品同様ですね(笑)
さて、取り付けです。
取り付けは取り外しの逆の手順です。
まずはセンターリングを。センターリングはクランクのスパイダーの裏に取り付けます。最初表の溝に取り付けようとしてアウターがハマんないな~とひとしきり悩んでました。
次はアウターリングを。
リングをスパイダーの溝に合わせ、ナットが外れないように注意しながらボルトを仮締めします。
本締めの際は対角線上に均等に締めていきます。自動車学校で習う、ホイールのボルトの締め方と同じですね。
外した時と同様に、ナットが共回りするのを防ぐためナットをペグスパナで固定しつつアーレンキでボルトを締め込みます。
組み付けトルクは12~14Nmだそうです。裏をペグスパナで固定しつつ均等に緩みなく適当なトルクでってのは結構気を使いました。
苦労の甲斐あって写真はありません(笑)用意できればトルクレンチがあったほうが良いかもしれません。
最終的にこんな感じになりました。

チェーンを斜めにかけても落ちなくなりました。遠目からじゃ分かんないですが(笑)