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第2号:ヘッドパーツ

とりあえず、フォークつけてみたいです。フォークを固定するにはヘッドパーツが必要です。
なので、今回はヘッドパーツです。

ヘッドパーツはショボ太のフォーク交換やった時にも調べたんですが、とっても複雑です。
今回のフレームはノーマルヘッドやアヘッドではなくインテグラルヘッドです。
インテグラルヘッドの種類はこのへんが詳しいです。
とりあえず私の乏しい理解力を駆使してヘッドの種類をまとめてみました。

種別サイズ適用フォーク備考
ノーマルヘッドノーマルサイズJISヘッドワン外径30.0mmコラム径1インチ
下玉押し径27.0mm
ワンの圧入要
ITAヘッドワン外径30.2mmコラム径1インチ
下玉押し径26.4mm
アヘッドノーマルサイズJISヘッドワン外径30.0mmコラム径1インチ
下玉押し径27mm
ワンの圧入要
ITAヘッドワン外径30.2mmコラム径1インチ
下玉押し径26.4mm
オーバーサイズヘッドワン外径34.0mmコラム径1-1/8インチ
下玉押し径30.0mm
ワンの圧入要
スーパーオーバーサイズヘッドワン外径37.0mmコラム径1-1/4インチ
下玉押し径33.0mm
ワンの圧入要
ワンポイントファイブヘッドワン外径49.6mmコラム径1.5インチ
下玉押し径39.8mm
ワンの圧入要
ロープロファイル
(ゼロスタックタイプ、
セミインテグラル)
1インチヘッドチューブ内径41.4mmコラム径1インチ
下玉押し径27.15mm
主にMTB用
ワンの圧入要
1-1/8インチヘッドチューブ内径44.0mmコラム径1-1/8インチ
下玉押し径30.15mm
インテグレーテッド
(CaneCreekタイプ)
1インチヘッドチューブ内径38.2mm
ベアリング外径38.0mm
コラム径1インチ
下玉押し径27.15mm
主にロード用
ワンの圧入不要
1-1/8インチヘッドチューブ内径41.2mm
ベアリング外径41.0mm
コラム径1-1/8インチ
下玉押し径30.15mm
ヒドゥンセット
(Campagnoloタイプ)
1-1/8インチヘッドチューブ内径42.0mm
ベアリング外径41.8mm
コラム径1-1/8インチ
下玉押し径30.5mm
主にロード用
ワンの圧入不要

この他にも、特殊規格のものがあったり、最近ではヘッドチューブの上下で内径が異なるもの(テーパードヘッド)なんてのもあるそうです。
一般的にロードのインテグラルヘッドと言うと、インテグレーテッド(CaneCreekタイプ/ケンクリ)か、ヒドゥンセット(Campagnoloタイプ/カンパ)ってのが多いみたいです。
当然、フレームのヘッドに合致するものを取り付ける必要があり、相互に互換性はありません。
ケンクリとカンパの違いは、ベアリングの外径で、それぞれ41.0mmと41.8mmとなっています。 (あとは、ベアリングのアングル角が内側/外側(フォークコラムに接する側/ヘッドに接する側)で36/45°、45/45°と異なりますが、買ってきたヘッドセットをそのまま全部使うのであればあまり問題にはなりません。世の中には45/45°のケンクリタイプってのもあるらしいです。)
フレームがどちら用かはヘッドチューブの内径が41.2mmか42.0mmかで判断できます。どちらでもない場合は特殊規格の可能性が高いです。
今回買ったフレームのヘッドチューブ内径は42.0mmでしたので、カンパタイプということになります。

ヘッドはカンパタイプのものというのがわかりました。
それじゃ買いますか。って話になりますが、これまた困ったことに通販サイトとかだと情報が不明確でどれがカンパタイプなのかってのがわかりづらいです。
「カンパタイプ」などと明確に表記があればわかりやすいですが、製品ごとにマチマチです。
色々眺めてみると、ベアリング外径41.8mmとか、「Campy」とか書いてあればカンパタイプ、ベアリング外径が41.0mmとか「CANECREEK」とか書いてあればケンクリタイプというの多いみたいです。
そもそも判断できる情報を書いてない製品もありますので、迷ったら問い合わせるのが一番かと思います。ケンクリ製のカンパタイプとかいうものもあるようですので。

で、散々迷い散らかした(迷い散らかされた)挙句購入したのがこちら。

KCNC OMEGA-S3

KCNCのOMEGA-S3というカンパタイプのヘッドパーツです。
カンパタイプと確実にわかるもので、かつ値段が高くないものというのが選定理由です。 こちらで3,213円でした。
なお、今回は購入にあたり、下の方にある楽天のリンクをクリックしていただいて貯まったポイントで購入できました。
オラに元気を分けてくれてありがとうw

早速取り付けてみます。居間でやってると嫁の視線が氷のように冷たいですが。。。
まずは、ヘッドパーツの構成です。

ヘッドパーツの構成

左から下玉押し(フォーククラウンレース)、下ベアリング用ダストシール、下ベアリング、上ベアリング、フォーク固定用リング、上ベアリング用ダストシール、ダストカバーで、 上にあるのは付属のトップキャップ&アンカーボルトです。

取り付けですが、まずはフォークに下玉押しを取り付けます。インテグラルヘッドでは「下玉押し」と呼ばず、「フォーククラウンレース」とか呼ぶらしいです。
取り付けはアヘッドと同様フォークに圧入するのですが、今回のヘッドパーツは下玉押しに割りが入っており、取り付けも取り外しも素手でできました。
割りがない場合はアヘッド同様圧入工具による圧入が必要です。

フォーククラウンレースの取り付け

写真は仮付け状態なのでグリスを塗ってません。
というか、居間でグリスを使おうものなら偉大なる指導者の嫁様に粛清されます。実際にはフォークとの接合面には多分グリスが必要です。

次に、下ベアリングをヘッドに取り付けます。
インテグラルヘッドはアヘッドと違ってワンは存在しません。ベアリングとワンと玉押しが一体化されているからです。
なので、ベアリングは直接ヘッドにはめ込みます。
こんな感じで。

ベアリングの取り付け

こちらの写真も仮付け状態なのでグリスを塗ってません。多分フレームとの接合面にはグリスが必要です。
はめ込みに圧入工具は不要です。馬鹿力も不要です。ミニ四駆組み立てる感覚です。

あとは、ダストシールをかぶせてフォークを挿し込み、上ベアリング、フォーク固定用リング、ダストシール、ダストカバーと順に取り付けます。
取り付けに工具類は不要でした。
最終的にはアヘッドと同様、フォークコラム切断→アンカーナット打込み→ステム取り付け→固定という流れですが、 まだステムの調達が終わってませんので、とりあえずフォークを差し込んだ所で今回は終わりです。

こんな感じになりました。


おぉ、自転車っぽいw

  • 教訓:
    • ヘッド周りのメンテナンスが楽になってるんですね。
  • 取り付けパーツ:
    • KCNC OMEGA-S3 (3,213円)
  • 合計:3,213円
KCNC オメガ S3 ...

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価格:3,213円(税込、送料別)