とりあえず、フォークつけてみたいです。フォークを固定するにはヘッドパーツが必要です。
なので、今回はヘッドパーツです。
【ヘッドパーツの種類】
ヘッドパーツはショボ太のフォーク交換やった時にも調べたんですが、とっても複雑です。
今回のフレームはノーマルヘッドやアヘッドではなくインテグラルヘッドです。
インテグラルヘッドの種類はこのへんが詳しいです。
とりあえず私の乏しい理解力を駆使してヘッドの種類をまとめてみました。
種別 | サイズ | 適用フォーク | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
ノーマルヘッド | ノーマルサイズ | JIS | ヘッドワン外径30.0mm | コラム径1インチ 下玉押し径27.0mm | ワンの圧入要 |
ITA | ヘッドワン外径30.2mm | コラム径1インチ 下玉押し径26.4mm | |||
アヘッド | ノーマルサイズ | JIS | ヘッドワン外径30.0mm | コラム径1インチ 下玉押し径27mm | ワンの圧入要 |
ITA | ヘッドワン外径30.2mm | コラム径1インチ 下玉押し径26.4mm | |||
オーバーサイズ | ヘッドワン外径34.0mm | コラム径1-1/8インチ 下玉押し径30.0mm | ワンの圧入要 | ||
スーパーオーバーサイズ | ヘッドワン外径37.0mm | コラム径1-1/4インチ 下玉押し径33.0mm | ワンの圧入要 | ||
ワンポイントファイブ | ヘッドワン外径49.6mm | コラム径1.5インチ 下玉押し径39.8mm | ワンの圧入要 | ||
ロープロファイル (ゼロスタックタイプ、 セミインテグラル) | 1インチ | ヘッドチューブ内径41.4mm | コラム径1インチ 下玉押し径27.15mm | 主にMTB用 ワンの圧入要 | |
1-1/8インチ | ヘッドチューブ内径44.0mm | コラム径1-1/8インチ 下玉押し径30.15mm | |||
インテグレーテッド (CaneCreekタイプ) | 1インチ | ヘッドチューブ内径38.2mm ベアリング外径38.0mm | コラム径1インチ 下玉押し径27.15mm | 主にロード用 ワンの圧入不要 | |
1-1/8インチ | ヘッドチューブ内径41.2mm ベアリング外径41.0mm | コラム径1-1/8インチ 下玉押し径30.15mm | |||
ヒドゥンセット (Campagnoloタイプ) | 1-1/8インチ | ヘッドチューブ内径42.0mm ベアリング外径41.8mm | コラム径1-1/8インチ 下玉押し径30.5mm | 主にロード用 ワンの圧入不要 | |
この他にも、特殊規格のものがあったり、最近ではヘッドチューブの上下で内径が異なるもの(テーパードヘッド)なんてのもあるそうです。
一般的にロードのインテグラルヘッドと言うと、インテグレーテッド(CaneCreekタイプ/ケンクリ)か、ヒドゥンセット(Campagnoloタイプ/カンパ)ってのが多いみたいです。
当然、フレームのヘッドに合致するものを取り付ける必要があり、相互に互換性はありません。
ケンクリとカンパの違いは、ベアリングの外径で、それぞれ41.0mmと41.8mmとなっています。
(あとは、ベアリングのアングル角が内側/外側(フォークコラムに接する側/ヘッドに接する側)で36/45°、45/45°と異なりますが、買ってきたヘッドセットをそのまま全部使うのであればあまり問題にはなりません。世の中には45/45°のケンクリタイプってのもあるらしいです。)
フレームがどちら用かはヘッドチューブの内径が41.2mmか42.0mmかで判断できます。どちらでもない場合は特殊規格の可能性が高いです。
今回買ったフレームのヘッドチューブ内径は42.0mmでしたので、カンパタイプということになります。
【購入したもの】
ヘッドはカンパタイプのものというのがわかりました。
それじゃ買いますか。って話になりますが、これまた困ったことに通販サイトとかだと情報が不明確でどれがカンパタイプなのかってのがわかりづらいです。
「カンパタイプ」などと明確に表記があればわかりやすいですが、製品ごとにマチマチです。
色々眺めてみると、ベアリング外径41.8mmとか、「Campy」とか書いてあればカンパタイプ、ベアリング外径が41.0mmとか「CANECREEK」とか書いてあればケンクリタイプというの多いみたいです。
そもそも判断できる情報を書いてない製品もありますので、迷ったら問い合わせるのが一番かと思います。ケンクリ製のカンパタイプとかいうものもあるようですので。
で、散々迷い散らかした(迷い散らかされた)挙句購入したのがこちら。

KCNCのOMEGA-S3というカンパタイプのヘッドパーツです。
カンパタイプと確実にわかるもので、かつ値段が高くないものというのが選定理由です。
こちらで3,213円でした。
なお、今回は購入にあたり、下の方にある楽天のリンクをクリックしていただいて貯まったポイントで購入できました。
オラに元気を分けてくれてありがとうw
【取り付け】
早速取り付けてみます。居間でやってると嫁の視線が氷のように冷たいですが。。。
まずは、ヘッドパーツの構成です。

左から下玉押し(フォーククラウンレース)、下ベアリング用ダストシール、下ベアリング、上ベアリング、フォーク固定用リング、上ベアリング用ダストシール、ダストカバーで、
上にあるのは付属のトップキャップ&アンカーボルトです。
取り付けですが、まずはフォークに下玉押しを取り付けます。インテグラルヘッドでは「下玉押し」と呼ばず、「フォーククラウンレース」とか呼ぶらしいです。
取り付けはアヘッドと同様フォークに圧入するのですが、今回のヘッドパーツは下玉押しに割りが入っており、取り付けも取り外しも素手でできました。
割りがない場合はアヘッド同様圧入工具による圧入が必要です。

写真は仮付け状態なのでグリスを塗ってません。
というか、居間でグリスを使おうものなら偉大なる指導者の嫁様に粛清されます。実際にはフォークとの接合面には多分グリスが必要です。
次に、下ベアリングをヘッドに取り付けます。
インテグラルヘッドはアヘッドと違ってワンは存在しません。ベアリングとワンと玉押しが一体化されているからです。
なので、ベアリングは直接ヘッドにはめ込みます。
こんな感じで。

こちらの写真も仮付け状態なのでグリスを塗ってません。多分フレームとの接合面にはグリスが必要です。
はめ込みに圧入工具は不要です。馬鹿力も不要です。ミニ四駆組み立てる感覚です。
あとは、ダストシールをかぶせてフォークを挿し込み、上ベアリング、フォーク固定用リング、ダストシール、ダストカバーと順に取り付けます。
取り付けに工具類は不要でした。
最終的にはアヘッドと同様、フォークコラム切断→アンカーナット打込み→ステム取り付け→固定という流れですが、
まだステムの調達が終わってませんので、とりあえずフォークを差し込んだ所で今回は終わりです。
こんな感じになりました。

おぉ、自転車っぽいw