前回からずいぶん時間が経ってしまいましたが、鎖骨を折って絶賛療養中でした。
4月末、会社からの帰宅中、前から来た無灯火ママチャリのお姉ちゃんが猛烈斜め横断されまして、避けようとして転倒・落車、鎖骨をボッキリやっちゃいました。
歳を取ると治りも遅いらしく、4ヶ月以上経った9月現在、やっと仮骨がレントゲンに映るようになり、肩の可動域を戻すためのリハビリ中です。結局全治6ヶ月ぐらいになりそうです。
今回は、肩がどのぐらい大丈夫かを試すのを兼ねて、やりかけだった9s化の続き、スプロケとチェーンの交換をしてみます。
さて、こちらが現状のスプロケ&チェーンです。
特に問題はなかったのですが、例によって交換作業を行いたいがためだけの交換の犠牲となってもらいます。

サビが浮いているように見えるのは気のせいではありません。丸4ヶ月以上屋外で放置するとこうなります。
久しぶりに見てみたら、なんだかタイヤの空気は抜けてるわ、色んなところが錆びてるわ、ブレーキは片効きしてるわ、挙句の果てにはタイヤに苔が生してるわでひどい有様でした(笑)
で、新スプロケははこちら。

今まで使っていたCS-HG50の9s版で、Tiagraグレードが設定されてます。Ultegraグレードのものを探していたのですが、Ultegraの9sスプロケは旧製品となるため在庫をおいている業者が見つかりませんでした。
歯数構成は、もともと12-21Tの超クロスレシオなものを使ってたのですが、ちょっとやりすぎ感あふれていたので普通なのにしました。
トップが11Tなのは、一般的なクロスバイクのトップが11Tなのでそれにあわせてみました。11-28Tってのもありましたが、平地運用ではワイドすぎるので11-25Tで。
スプロケが9sになりましたので、チェーンもあわせてスーパーナロウのものにする必要があります。8s以下用のナロウでは多分厚すぎて使えません。
今回はこちらを。

Dura-Ace/XTRグレードのCN-7701です。ついにショボ太にもDura-Aceが(笑)
ちなみに、シマノの10s用チェーンは再びアナーキー状態になってますが、9s用チェーンはMTB・ロードともに同じものが使えます。
それでは、交換作業開始です。まず、旧スプロケを取り外します。
取り外すには、取り付けのときに使ったロックリング締付け工具と、スプロケット戻し工具という2つの工具を使います。


TL-LR15はホイール交換の時に買っていたのですが、紛失してしまいましたのでまさかの再購入。
で、

こんな感じで、スプロケットに戻し工具のチェーンを巻きつけ固定しつつ、締め付け工具をロックリングに差込み、モンキーレンチで反時計回りに回してスプロケットのロックリングを緩めます。
写真では、互いに広げるように力を加える感じです。
と、簡単に書いてますが、実はロックリングがかなり固くしまっておりなかなか緩めることができませんでした。
全体重をかけてもよかったんですが、肩が心配だったので、嫁を呼び出し二人がかりの共同作業でようやく外れました。ロックリングの固定時、締め付けを強くしすぎてたみたいです。
外れたら、新スプロケを取り付けます。
ハブのフリーボディには溝が切ってありますが、一箇所だけ幅の違う場所があります。
そこに合致するようにスプロケをはめていきます。ていうか、そこにしかはまらないようになってます。

全部はめたらロックリングをはめ込み、ロックリング締め付け工具をかぶせ、モンキーレンチで時計回りに締め付けます。
なお、取り付け時はスプロケット戻し工具は不要です。

よく見たら、8s版と違って肉抜きされてました。Tiagraグレードごときが生意気です(笑)

最後に、チェーンを交換し、RDの調整をして完了です。
チェーン交換は同じなので割愛。RD調整は前回の無理やり運用に比べればやっぱり楽勝でした。ただ、ちょっとロー側の可動域がギリギリです。
最終的にこんな感じになりました。

ぱっと見、何が変わったかわかんない(笑)
取り替えてみてですが、トップの11Tはさすがに重いですが、その他はぶっちゃけ変わりありません。シフトが若干軽いかなと感じるぐらいです。
Aceraも9sになるこのご時世、8sパーツがなくなるその日に備えて9s化してはいかがですか(笑)