
ハンドルバーを短く詰めすぎたのと、グリップが長いせいで左右のシフトケーブルが干渉してしまってます。
見た目が悪いとかインデックス調整が面倒とか以前に、左右の取り付け角度が異なってしまうので左手はちょっと近くて右手はちょっと遠いという具合で困ってました。
この際(なんの際だ)なのでシフタを交換しつつ9s化してみます。最近ではMTBも10s化が進んでいるらしく、9s化が終わる頃にはすっかりレガシーになってるかもですが(笑)
で、取り替えたブツはこちら。

シマノのST-M530、Deoreグレードのデュアルコントロールレバーです。
Deoreの最新のデュアルコントロールレバーはST-M590なのですが、あえて旧型のST-M530を選んでみました。
というのも、おそらくコストの問題で、ST-M590はST-EF50等と同じく単純なシフタとブレーキバーのニコイチ構成となってしまっています。
これに対して、ST-M530はロードSTIと同じようにブレーキレバーでシフト操作ができるようになっています。
ST-EF50よりコンパクトなので、左右のシフトケーブルの干渉が解消されるのではないかというのと、現状シフト操作の際、親指によるレバーの押し込みが必要なのですが、
結構な量を押しこむ必要があり、操作中フラつくことがあって怖い(特にフロント)ので、これが何とかなるのではないかと思って選びました。
ただ、この構造のMTB用デュアルコントロールレバーは、現行ではXTのST-M770(約2.0諭吉)や
XTRのST-M970(約2.7諭吉)しかありません。さすがにショボ太のシフタに1シェボーはやりすぎ感が否めません。
ということで、自動的にST-M530となるんですが、ほとんどの通販業者で在庫がありませんでした。
今回はヤフオクで出品されていた新品を7,000円で落札しました。
参考にされる方には申し訳ないですが、旧型ということで大変入手性が低いです。
あと、ST-M530はリア9sです。現状のショボ太はリア8sです。
本来はスプロケ&チェーンを交換する必要がありますが、予算が足りません。千円亭主の切ないところです。
例によって、スプロケ交換までは2s→9sの1sを使わない運用でしのぎます。ま、この程度の変態運用は慣れっこです。
新旧を比べてみます。

新しいほうがクランプが内側にあるのでケーブルの干渉が回避できそうです。
レバー長も3フィンガーから1.5フィンガーと短くなりました。元々長いな~と思ってたのでちょうどよかったです。
と、ここで衝撃の事実が。
旧シフタ、ずっとST-EF50と思ってたんですが、

ST-R225だったみたいです(笑)。
調べてみると、ST-R225はトリプルクランクのフラットバーロード用のフロントシフタだそうです。
ST-EF50は左右で2,000円ぐらいで売ってるのですが、これらを買った際は左右で4,000円ほどだったので「ボられた」と思ってたのですが、
別物だったんですね。ボられたとか思ってすいません(笑)
Vブレーキにも対応してたので、全然気づきませんでした。
もしかしてFDの調整が難しかったのはこのせい?
さて取り付けてみました。アウターケーブルは黒色に交換しました。
リアが変則運用のため、調整はかなりシビアでした。1sあたりのシフトケーブルの引き代に対するRDの動作量が不足気味です(9sシフタは8sシフタよりも1sあたりの引き代が小さいので)。
ギリギリマトモにシフトできますが、スプロケを本来の9sにするともっと余裕が出来るのではないかと思います。
で、こんな感じになりました。

ん?何か今までと違う?
正しくはこちら。

わかりますよね?答えはこちら→[ブレーキケーブルの左右が逆でした。右→フロント、左→リア。]
なんか違うよね?変だな~と思いつつ試乗してたんですが、近所のコンビニに置いてあったMTBと見比べて気づきました(笑)
しかし、どっちが正しいんですかね?
取り替えてみてですが、シフトが楽しいです。ブレーキレバーをはじくようにするとカチカチ切り替わっていい感じです。
あと、やっとブレーキレバーの角度が左右揃いました(笑)
問題点としては、方向転換の際ブレーキを引きながらハンドルを持ち上げたりするとシフトしちゃうってのが気になると言えば気になる点です。